腰痛

☑起床時にとくに痛みを感じる(動いているうちに緩和される)

☑長時間同じ姿勢をしていると痛みが増しツライ

☑立ち上がる時に痛みを感じる

☑長時間の歩行は痛みが強まるためツライ

☑膝や股関節の痛みをともなう※1

☑お尻から太もも裏、足にかけ痺れを感じる※2

☑夕方にかけ痛みや痺れが増していく※3

いわゆる腰痛症(非特異的腰痛)

腰痛症(非特異的腰痛)

検査などをしても、これといって原因がないにも関わらず、慢性的に痛みを感じる状態。
ストレスによる痛み・血行不良によるコリからくる痛み・骨盤の歪みによる痛みなど、原因はさまざまで、かつ、複合的に絡み合っています。
また、仙腸関節炎をともなうこともあります。

※1.2.3が当てはまる場合は、坐骨神経痛・腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症など(特異性腰痛)、または、非特異的腰痛との混合性が考えられます。

当院では、メディセル療法で腰部と臀部を中心に血流やリンパを促し、筋膜をリリースし、筋膜フロー手技により、筋膜の流動性を出すことで痛みを緩和します。

※ストレスによる痛みなど心因性疼痛との混合性疼痛が考えられる場合は、SP疼痛緩和コース、もしくは、慢性・急性疼痛緩和コース+自律神経調整コースがオススメです。
まずは、お気軽にご相談ください。

坐骨神経痛について

坐骨神経に沿ってお尻から脚にかけて起こる痛みの総称です。坐骨神経痛を引き起こす病気として、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの脊椎疾患あります。また、脊椎に関連した病気のみではなく、血管性病変、腫瘍、内科系疾患、婦人科系疾患、精神的要素など多くの疾患が坐骨神経痛の原因となります。

腰椎ヘルニアについて

腰椎に生じた椎間板ヘルニアのことです。腰に重度の負担をかけることで発症しやすく、腰痛や神経症状などが起こります。20~40歳の方に多くみられます。
腰椎は5つの椎体という大きな骨と、間に挟まれたクッションである椎間板で構成されています。椎間板の外側は線維輪と呼ばれる組織で保護されていますが、腰に強い負荷が加わったときに、線維輪が損傷を受け、内部に存在するゼリー状の髄核が椎間板の外へ飛び出した状態になり、この状態を腰椎ヘルニアと称します。

腰椎部の脊柱管には馬尾神経が通っていて、坐骨神経や大腿神経となり足先までつながっていますが。腰椎椎間板ヘルニアでゼリー状の髄核が外に飛び出ると、これら神経を圧迫して腰痛をはじめとするさまざまな症状が現れます。
腰椎椎間板ヘルニアは腰に負担のかかる職業に就いている方が発症しやすいといわれていますが、喫煙習慣や既往症(かかっている病気)などもリスク要因となり得ます。

※ヘルニアは、通常半年後ぐらいか、マクロファージなどによる貪食作用により、消失し始めます。概ね1年~1年半(個人差があります)ほどで消失するため、基本的には、ずっとヘルニアということありません。
まれに、ゼリー状の髄核が骨化してしまい、消失しないことがあり、この場合、耐え難い激痛や歩行困難などの症状が現れます。

脊柱管狭窄症について

脊髄が納まっている「脊柱管」の一部が通常よりも狭くなり、神経や神経と一緒に走行する血管が圧迫され起こる病気です。主に加齢に伴う変化として発症することが多く、長時間歩くと足が疲れ休まないと歩けない、足がしびれるなどの症状がみられます。
神経や血管への圧迫が原因となっているため、前傾姿勢など圧迫を和らげるような姿勢をとると、症状が一時的に治まる傾向がみられます。
発症時は片脚のみに症状が現れることが多く、進行すると両足に広がっていきます。さらに悪化すると、排尿障害が起こることもあります。

腰椎すべり症について

腰の部分で椎骨が正常な位置からずれた状態を指しますが、椎骨がずれる(すべる)ことで脊柱管が狭くなります。それにより、脊柱管の中の神経組織が圧迫されることで、長時間立ち続けたり、歩き続けたりすると腰から足にかけて痛むなど、さまざまな症状が現れます。悪化すると、足のしびれや麻痺、排尿障害を生じることもあります。
腰椎すべり症は、腰椎変性すべり症と腰椎分離すべり症の2種類に分けられます。頻度が高いのは変性すべり症で、加齢に伴い生じ、中年以降の女性に多くみられます。

☑なんでもない動作をした瞬間に激痛が走った

☑立つ・座るなど動作開始時に痛む

☑靴下を履くのが辛い

☑咳やくしゃみで激痛走る

ぎっくり腰(急性腰痛):腰の捻挫

筋肉や筋膜の損傷や炎症、腰椎・骨盤・仙腸関節の炎症。
突然、起きたように思えますが、原因の多くは「筋肉疲労の限界」です。
日常生活の中で、姿勢の悪さや仕事などによる動作習慣から、腰部の特定の筋肉に負担がかかり、その蓄積によって筋肉が固く(コリ)なり、限界に達したときに起こります。
※以前は、ぎっくり腰=徹底的に冷やす…という考え方でしたが、今は、セラピストによって異なり、元々コリが原因のため温める…という考え方もあります。
急性症状は、炎症性で腫脹(腫れ)・熱感・発赤(皮膚の赤み)・疼痛(疼くような痛み)をともなうため、冷やす…のが原則です。
実際に診させていただき、炎症症状の有無を確認した上で、冷やすのか、温めるのかを適切に判断させていただきます。

注意点:冷やすときには、湿布ではなく「アイシング」が効果的です。湿布を使用される場合は、長時間貼りっぱなしにすると、湿布に熱がこもり逆効果なってしまう可能性があるため、こまめに貼りかえるようにしてください。
⇒アイシング:ビニール袋に氷を詰め、薄いタオルで包み痛む部分20分程度当てます。

当院では、EMSの周波数をかえることで、炎症を鎮め疼痛を緩和し、吸引により筋膜をリリース。
さらに筋膜フロー手技により、筋膜の流動性を促します。
疼痛の度合いにより、その後、可能な限り、ストレッチや運動療法で柔軟性アップをはかります。
最後に状態によって、テーピングなどで補強し、骨盤を安定させます。

※短期間で頻発するぎっくり腰は、腰椎ヘルニアなど別の病態が潜んでいる可能性が考えられるため、レントゲンやMRIをオススメすることがあります。