難治性疼痛・慢性疼痛の患者さんとご家族の皆様へ

難治性疼痛・慢性疼痛に苦しむ皆様へ

私が痛みとともに生活するようになって20年。
線維筋痛症,CRPS(複合性局所疼痛症候群),慢性疲労症候群,甲状腺機能低下症,低血糖症,重症筋無力症,自律神経失調症,片頭痛,天気痛などなど、現在もさまざまな症状とともに生きています。
それでも、日々、仕事をし、健康な方と遜色なく過ごしています。

「痛くないんですか?」「辛くないんですか?」という御質問をよくいただくのですが、『痛いです!』『辛いです!』
24時間365日切り刻まれ、ドリルで穴をあけられ、いわゆる電撃痛に悩まされながら生きていますから、仕方ないですね。
でも、「痛い」「辛い」に支配されて生きていくのは、もっとシンドイ。
『痛いから出来ない』と思うことはありません。『痛くても出来る』そう思っています。

医療機関で「痛くても動かしてください!」と言われても「痛くて動かせないんです!」そう思ってしまいますよね。
そうなんです!わかります!痛いんです!!
それを「動かせ!」と気軽に言われても困りますよね。
でもね、その「動かして!」は間違ってはいないんです。やはり、動かしたほうが痛みは楽になります。悪化も防げます。
これは体験談なので本当です。
痛いからと動かさないと、どんどん固まって血流も悪くなり、ますます痛くなります。 これも本当です。

でも、無責任に「動かして!」と言われても困りますよね。
当院では、少しでも痛みなく動かせる状態を作り、あなたが自宅で苦痛なく出来る動きを一緒に考えていきます。
出来ることを少しずつ…この積み重ねが大事なのです。

ところで…
ここまで読んでいただいて、『そもそも先生が治ってない!』
そう思っていらっしゃいますよね( ^^)
そうです。私は治っていません。
痛みの仕組みを熟知し、痛みを軽減する方法、治す方法をたくさん知りながら、今だ、治っていません。
何十年と積み重ねた難治性疼痛からの脱却は、それほど難しいのです。
でも、私は、今、確実に疼痛改善への道を歩んでいます。
複雑化した難治性疼痛には、「これをすれば治る!」という方法はありません。患者さん一人一人、改善法もその改善計画も違います。
道のりは長く大変ですが、その期間を出来るだけ笑顔で前向きに過ごしていただきたいと思っています。

では、当院で目指しているのは何か?
それは、まず、私のような難治性疼痛患者をこれ以上増やさない!ということです。
私は、現在も全身性の疼痛に苦しめられています。
でも、初めから全身だったわけではありません。あらゆる治療を試しても一向に改善せず、十数年を過ごしました。
その結果、最終的に行き着いたのが、自分で自分の身体をなんとかしよう!という思いです。
元々、私は、私の身体を改善するために鍼灸師になりました。
解剖生理学的に身体を知り、院長とともに治療法を模索した結果、悪化はしなくなりました。以前より、楽な時間が確実に増えています。
そして、今、思うことは、もっと軽い症状のときに食い止められていたら、痛みから脱却できたのではないか?ということです。
だからこそ、少しでも早い段階で痛みを食い止めて、より早い痛みからの脱却のお手伝いをさせていただきたいのです。
もう、私のように脱却困難な難治性疼痛の方を増やしたくない!そういう思いです。

また、すでに重症な難治性疼痛の方には、疼痛ケアの専門家として、難治性疼痛の患者として、私にしか出来ない向き合い方で、あなたの痛みに寄り添い、改善法を考え、一緒にケアしていくことで、より良い状態で過ごせるお手伝いをさせていただきたいと思っております。

もちろん、私は、腰痛や肩こり,膝痛,肩関節痛,足首・手首・首痛など、一般的に皆さまが感じる、ありとあらゆる疼痛も感じています。
そして、そういった痛みが『きっかけ』となり、疼痛・慢性疼痛から難治性疼痛へと変化していくことを知っているからこそ、慢性疼痛をはじめ、あらゆる『痛み』で悩む皆様のお力になりたいのです。

『痛み』の感覚は、繊細で人それぞれです。だからこそ、他人には理解しにくく難しい。
でも、だからこそ、実際に「痛い」を知っている私にしか出来ないケアがある。
複雑化した「痛み」を分析し、筋肉に、関節に、脳に、心に…、多角的にアプローチすることで痛みの改善を目指します。
また、痛みとの向き合い方を変えることで、改善の糸口が見つかることもあります。

痛みとじっと向き合ってベッドの上で過ごす24時間
痛いながらも好きなことをして過ごす24時間
同じ24時間なら、私は後者を選びたい!そして、今、充実した日々を過ごしています。
そんな日々を、あなたにも過ごしていただきたいと願っています。

私たちは、誰よりも「痛み」を知っています!
私たちだからこそ出来るケアが当院にはあります!
一緒に痛みにとらわれない自由な日々を手に入れましょう!

整体院木洩日スタッフ・カウンセリングルーム木洩日代表
鍼灸師・カウンセラー・難治性疼痛患者
大西悦子

難治性疼痛・慢性疼痛患者さんのご家族の皆様へ

私たちが責任をもって、あなたの大切なご家族のお身体を診させていただき、疼痛緩和に努めてまいります。

私たちは、患者さんの疼痛における様々な悩みや不安が解消されることが、第一だと考えております。
しかしながら、患者さんにはご家族の支えが必要であり、それに伴って、ご家族への負担が大きく、ご家族が体調を崩されていく例も目の当たりにしてきたことも、また事実です。
そのため、当院では、患者さんを支えるご家族のケアも大切だと考え、ご家族の身体や心のケアにも力を入れております。
支えるご家族の健康が患者さんの疼痛改善に大切な要素となります。
長期にわたる難治性疼痛からの脱却には時間を要しますが、その期間を、少しでも前向きに過ごしていただくことで、患者さんはもちろん、ご家族の負担も軽減され、家族中が笑顔で過ごしていただけるよう願っております。

当院は、患者さんの「光」となる木洩日のような存在でありたいと願うと同時に、患者さんのご家族の「光」となる木洩日でありたいと考えております。
ご家族の方からのご相談のみもカウンセリングにて承っておりますので、お気軽にご相談ください。

整体院木洩日院長
柔道整復師・鍼灸師 三輪裕司